褥瘡
ここでは創傷の種類の中でも、褥瘡について詳しく説明していきます。

褥瘡とはいわゆる「床ずれ」のことで、寝たきりなど長時間同じ体勢で居る時に、接地面の血行不良によって周辺組織が壊死を起こしてしまうものです。主に入院や介護などの場で懸念される皮膚疾患です。ベッドで寝たきりの方だけでなく、車いすに座りっぱなしなどでも起こります。


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【褥瘡の原因】

褥瘡の原因は、自身の体重が長時間一定の場所にかかり続けることで血行不良を起こし、血流に乗って栄養が送られずに次第に壊死し始めてしまうものです。また、他にも加齢に伴う組織の老化や皮膚の乾燥、汗で湿った環境、病気で栄養状態が悪いなど様々な原因が重なって起こります。

【褥瘡の症状】

褥瘡の症状は、傷の深さによってT〜W度と4段階に分けられます。
◆T度
初期段階です。皮膚のうち表皮のみ受傷した状態で、発赤やびらんが見られます。
◆U度
ある程度進行した段階です。皮膚のうち真皮にまで及んだ状態で、潰瘍や皮膚欠損、水疱などが見られます。
◆V度
かなり進行した段階です。皮下組織にまで及んだ状態で、皮下脂肪にまで潰瘍や欠損が見られます。感染症を起こしていることも多いです。
◆W度
重症化した段階です。傷の深さは筋肉や骨にまで及び、目で見て分かるほどに進行しています。骨も侵されると、虫歯のように黒ずんで壊死していきます。


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【褥瘡の治療】

褥瘡の治療は、薬による治療とドレッシング材(被覆材)による治療、外科手術による治療の3つが挙げられます。
◆薬による治療
患部の炎症や感染を抑える薬、皮膚の再生を促進する薬、壊死組織の除去をする薬、保湿して患部を保護する薬、浸出液や膿を吸収する薬などの種類を症状や用途に合わせて使用します。
◆ドレッシング材の使用
ポリウレタンフィルムやハイドロジェルなど、傷を保護し適度な湿度を保って乾燥を防ぎながら、浸出液を吸収する役割を持つドレッシング材を使用します。
◆外科手術
デブリードマンといって、壊死組織を切除して洗浄する処置を行います。また壊死した部分が広範囲に及ぶ場合には、自分の別の場所から筋肉や皮膚を移植する再建術も行うことも検討されます。


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